「眼精疲労」と「老眼」の仕組みの違い

【眼の疲労】と【老眼】

 まずは【眼の疲労】・【老眼】を簡単に説明します。



(1)【眼の疲労(眼精疲労)】

 【眼精疲労】の症状はを『眼の症状』・『体の症状』の2つに分類します。

 『体の症状』は、「頭痛」・「吐き気」・「めまい」などがありますが、
  このHPでは『眼の症状』をクローズアップします。


 物を見る時に、眼の中にある【毛様体筋】の働きで、焦点を合わせます。

 下に簡単な眼の模式図を作りましたので、ご覧下さい。

【 眼の模式図 】『 眼精疲労 』でタイムラグが生じる。
(しばらくしてピントが合う。)

 

◇ 普段は毛様体(筋)が、水晶体を収縮、網膜に焦点を合わせて、
  この収縮がなくて、近くがぼやけるのを老眼といいますが。

  長時間の近方視等が原因で、毛様体筋が正常に緩まず、
  水晶体が元通り膨らむまで『タイムラグ』が起きます。

  『逆』老眼みたいな現象です(^-^)
  ある製薬会社が『ピントフリーズ現象』とCMしていましたね。


◇ 近方視のオーバーワーク等、『遠方または近方』が
  一時的に見づらくなる現状で、『眼精疲労』の一因になります。

 



☆『眼の良い人の眼』は、元々長時間、近くの物見る事に向いていません。(^-^;)
 (なお近くを見るのにちょうど良い、弱めの近視がある方は別です。)


◆長時間のパソコン、読書等の近方作業は、『毛様体』に負担をかけて
 【眼の酷使】が『眼精疲労』の大きな原因の一つなのです。



【 眼精疲労の実例 】

→10代や20代なのに、長時間のパソコンで仕事をした後、
 遠くを見ると『しばらくボヤケて』、『数秒後』にハッキリする。

 これは『毛様体の緊張』が解けないためです。
 少しでも負担軽減させましょう。(^-^)


※ なお「眼精疲労」の原因は、単一ではなく複数ありえます。

 ①近視・遠視・老眼・斜位・斜視の未矯正。
 ②白内障・緑内障。
 ③その他の病気があります。


→ 病気の場合は、メガネを作っても、問題の解決にはなりません。
  当店では、お客様に年1度の眼科検診をオススメしています。 (^-^)



(2)【『老眼』の仕組み】

  加齢による『毛様体(筋)』の筋力低>や『水晶体』の弾力性低下で、
  網膜にピントが合わなくなった状態が、『老眼』と呼ばれています。


→『眼精疲労』によるピントのタイムラグとは似ていますが、

  老眼の場合は時間が経っても見えるようになりませんし、
  眼精疲労と原因が全く違います。

『 網膜にピントが合う状態 』『 老眼でピントが合わない状態 』
( 赤線の状態 
◇『水晶体の弾力性低下』は、眼の中の『老廃物』が年々蓄積され、
  それが水晶体の繊維の間に入り込むのが主な原因とされています。

◇『毛様体筋」の筋力低下』は、
 『加齢・酷使』が大きな要因のと言われています。


☆ お客様のお相手をさせて頂くと、【 我慢 】や【 無理 】が、
  より大きな疲労や別の問題を引き起こすこともあると感じています。

 無理をしてもよいことはありません。
 自覚症状を感じたら、早めに『眼に楽を』させてあげて下さい。


◆『眼は一生使います』から、どうぞご配慮、ご自愛下さいませ。 (^-^)



  それでは残りのスペースで、お客様からご質問の多い
 『老眼についてのQ&A』を記します。



(3)【お客様からよくあるお問合せ『老眼Q&A』】

Q1 【 近視の人は老眼にならないの? 】

A1

よく「近視だから老眼にならない」とおっしゃる方がいますが、
そのようなことはありません。

程度の差はありますが、皆さん『老眼に』なります。


老眼 ]は『遠方の最高視力を出す状態で、近方をみる時』に
[ 補助 ](矯正)をどれくらい必要かを測定した結果です。


『近視だと老眼にならない(なりにくい)。』という方がいますが、

 実際は、近視の方が、『一番遠くの見やすくなるメガネ』で、
 『近くが見えにくく』なければ、老眼の証拠です。

 『外せば見える』という方は、簡単にいえば、
 『外した分だけ老眼になっている』ということです。

 

Q2  【老眼は何歳から始まるの? 】

A2

見る物の大きさにも左右されますが、対象物を近づけて、
限界の距離はどれくらいか? → これを近点とすると、

『対象物を以前よりも離して見なければならない』ということや、
 近点が離れていくことを、一般に老眼と考えるなら

『体の成長』と『毛様体の衰え』を考慮すると、
 子供の成長気を頂点に、10代後半から始まっています。


近点が遠くなっていると『自覚症状として認知する』時期は、

『長時間、眼を使う方』は、『眼精疲労』という形で20代半ば位。
『短時間でも近くが厳しいと感じる方』は、早くて30代後半位。

『老眼の自覚』は個人の感覚の差があるので、
 60代で老眼になったとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

Q3 【老眼は「無限」に進行するの?】→いつまで眼鏡を作り続けるの?

A3

調節力が衰えるとはいっても、ある一定のところまで進むと、
眼鏡の作り替えが必要になる事は、ほぼなくなります。
   
   
すこし分かりやすい例を挙げると、
水晶体は、毛様体筋の働きで近くにピントを合わせますが、

白内障手術をした場合の眼内レンズ(人工水晶体)を入れた場合、
『人工水晶体』には『近方調節能力』はありません。

『 調節能力がいわば、ゼロの状態 』です。

術後に遠近両用メガネ等を作った場合、
病気などで遠くの見え方に変化がなければ、

ほとんどの場合、それ以降、
眼鏡を作りかえられることはまずありません。

 

※ 眼内レンズを入れた後、お客様のライフスタイルによっては、
 今までと違うタイプのレンズを使ったり、
 度数を少し変える事で、見え方を向上できる場合もあります。


 眼内レンズを入れた後、年月が経って見え方にご不満が出たら、
 掛り付け眼科さん・眼鏡店に一度ご相談されては如何でしょうか?

 

Q4 【『遠視』や『眼の良い人』は、老眼が進みやすいの?】

A4

 近視の方に比べて、自覚症状を自己把握しやすいので、
 老眼が進みやすいと思われがちです。

 しかし、上で述べたように、眼の中の問題です。
  近視・遠視による進行度の差は、『ほとんどない』ようです。

それよりも、ライフスタイル(眼の酷使状況)による部分が大きいようです。

 

Q5 『老眼になって近くが見えにくくなった』と思っていたのに…。

A5

『近くが見づらく』なる原因は、
 必ずしも『老眼』のせいだけではありません。

『最近、他店で遠近両用眼鏡を作ったのに見えづらい。』と、
『遠近両用眼鏡を希望』でお客様からご相談を受け、測定したら、

『見づらさの原因が 【毛様体筋の疲労】や【老眼】ではない』
 そのようなケースもございました。

 →ココ をクリックすると、その例が書いてあるページを開きます。


 色々なケースが考えられますので、測定結果をよく聞いて、
 疑問があれば、しっかりスタッフに質問をして下さい。 d(^-^)

 

 

☆本Q&Aコーナーは、皆様から頂いたご質問で不定期更新しています。
『ご質問の受付窓口』は、『 メッセージBOX 』です。
(文字をクリックで開きます↑ )


『些細な事だ』・『簡単すぎるかな』と思われる事も、お気軽にどうぞ。
遅くとも通常2~3日のうちに、メールで回答いたします。(^-^)

※なお、丁寧にお答えするように、心掛けておりますので、
 下記の理由により、『お電話でのご質問』はご遠慮頂いております。

①『丁寧にお答えするほど、長電話になり』、回答終了後、
 最初の方の回答をご本人が忘れてしまう為。

② 接客中の場合、ご来店頂いているお客様にご迷惑がかかる為。

③ メール形式で回答すると読み返しが出来て、お客様が理解しやすい為。

☆私(HP担当:鹿島)はほとんど電話に出ませんし、
 接客中のお客様にご迷惑をおかけしますので、

 『メッセージBOX』をご利用頂きますよう、伏してお願い申し上げます。



☆【老眼】と【眼精疲労】は、上記の通りとても『似ています』。

 『老眼』の場合には、水晶体の膨らみの不足の補助を目的に。
 『眼精疲労軽減』には、長時間の近方視の緊張軽減のために。

 各種累進眼鏡レンズ(遠近両用・中近両用・近々両用)を
 それぞれの目的に適した物を選択・使用します。


☆次は「累進レンズの仕組み」に進みましょう!
~上の文字↑ ↑ ↑ をクリックして下さい。

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