遠近両用メガネ失敗例を考察し、慣れやすい累進眼鏡を作る!

 

【 遠近両用眼鏡の失敗例に学ぶ 】‐基礎知識と照らし合せて‐


◇『眼の状態』・『累進レンズ』・『使い方』の『大まかな基礎知識』にふれ、
 初心者のお客様には、分らなかった事が少しだけ減ったかと存じます。


 この章では、『遠近両用眼鏡を作って失敗した』方々の実例を挙げ、
 失敗原因を考察し『快適な遠近両用眼鏡』を作る手助けにしたいと思います。


◆現在、『遠近両用眼鏡』が合わず、お困りの方も是非セルフチェックを。
 不具合解消して『使いやすい遠近両用眼鏡』に変身させては如何でしょうか?


~なお、失敗例の原因は、その一部を取り上げているにすぎません。
 全ての原因を網羅しているわけではありません。

 同じお困り事でも、違う要因から生じている場合もございます。
 その点、予めご了承下さい。


◇加えて、下記の例で不具合の内容例を少し書いていますが、
 いずれも製作度数には問題がなかった場合を前提にしております。

 製作度数に問題があれば、「製作度数に問題がありました。以上です」で、
 この章を書いておく意味がなくなりますので…。 (^-^;;

 以上、予めご了承ください。


 では、他店製作でリタイヤ。当店で遠近両用再トライされた方の事例をご覧下さい。
→ネットでご相談メールを送られてきたものも併記しております。

1 【 不具合の内容 】2 【 考えられる原因 】3 【 対策 】
(1)-1

眼鏡店ですすめられ、
遠近両用眼鏡を製作。
(テスト装用時は良好)

受取日にかけたら、
遠近どちらも見づらい。

店に相談すると、
度はあってるの一点張り。
(怒)
(1)-2

眼鏡フィッティング不良。

使い方の間違い。

「見えない」or
「見づらい」のどちら?
(1)-3

まずは、製作度数の確認。

フィッティングを
やり直してもらう。

使い方の復習
(2)-1
テスト装用時は
感じなかったが、

「完成品」では
歪みを感じる。
(2)-2
テスト枠時より
完成品が劣る事はない。

フィッティング不良の
可能性大。
(2)-3
フィッティングを
やり直してもらう。
(3)-1
歩くのは平気だけど、
自転車に乗るのが
怖くなった。
(3)-2
自転車に乗ったときの
足元の距離感等、

違和感を感じる物を
見る時に、

適正な度数領域で
見ていないため。
(3)-3
度数に問題ないなら、
使い方に慣れの問題。

眼鏡店に相談して、
練習しましょう(^-^)
(4)-1
小さなフレームデザイン
(流行の)で
遠近両用メガネを作製。

ところが見え方が
おかしい気がする…。
(4)-2
小さいフレーム専用の
遠近両用レンズは

遠~近への度数の変化が急。
(通常の遠近よりも)

そのため歪みが増えます。
(4)-3
先ず再フィッティング。

なお遠近初心者には、
あまり小さすぎない

適度な上下幅の製品が
無難かも知れません。

縦幅30ミリ以上あると
良いかと考えます。
(5)-1
最新式遠近両用レンズを
スタッフに薦められ
作った。

それなのに、
前より歪みがある。
(5)-2
度数がOKなら、
フィッティングが原因。

最新設計も
フィッティングが悪いと

スペック以下の性能に。
(5)-3
再フィッティングで
やり直し&練習。

 

1 【 不具合の内容 】2 【 考えられる原因 】3 【 対策 】
(6)-1
遠近両用を作った
お友達が、
階段を踏み外しかけた。

怖いんだけど…
(6)-2
「初累進 基礎知識」編で
学んだ通り、

原因は、レンズ下部で
階段を見ている為。
(6)-3
足元を見るときは首を曲げ、
レンズの上の部分で
足元を見ましょう。

レンズの下の部分で見ると、
ぼやけますから(^-^)
(7)-1
遠近両用コンタクトは
見えにくかったけど、

遠近両用メガネなら
見やすいの?

※不正乱視等で
 眼鏡が不適の場合は、
 除外致します
(7)-2
コンタクトレンズは、
涙液の増減に見え方が
左右されます。

コンタクトの性能
以前の問題で、
ドライアイの可能性も。

→防腐剤がなくても、
 薬用成分入りの目薬を
 
コンタクトをしたまま
点眼すると、
薬用成分と汚れが結び付

余計乾きやすくり、
見えにくくなることも。
(7)-3
まず防腐剤や薬用成分の
入っていない目薬を使用。

涙液量に左右されにくい、
眼鏡の方が見え方が、

見え方が安定しやすい
傾向があります。

コンタクトの上からの
遠近両用眼鏡装着も、

お受けする今日この頃です。
(8)-1
遠近両用眼鏡で
全てまかなえると
言われたのに…
(8)-2
お客様のイメージと
販売側の意識ズレが原因。
(8)-3
ライフスタイルによっては

複数の眼鏡が
必要になる事もあります。

十分にテスト装用してから、
必ず慎重にご判断下さい。
(9)-1
不同視の場合、
遠近両用は不適なの?
(9)-2
今までの眼鏡度数履歴。

使い方の癖。

この他多くの要素で、
製作可能か不可か、

人により多種多様。
(9)-3
遠近両用がダメというより、
「違う補正方法」の方が
良い場合もあるので、

眼科・熟練眼鏡店で
よくご相談下さい。
(10)-1
前も遠近両用眼鏡を
使っていて、

新しく【度数】を強くして、
遠近両用メガネを作った。

何となく見づらいんだ。

☆見えにくい物の
「距離」と「大きさ」で

原因が異なります。

※度数があってる
 という前提で。
(10)-2
【遠くの場合】
フィッティングのチェック。

それでもダメなら、
製作度数をチェック。


【近くの場合】
度数の弱くなっていた
遠近両用眼鏡だと、

離して見ないと見えません。

そのときの癖が残っていて、
離し気味の距離で
見てませんか?
(10)-3
フィッティングの再考。

弱い遠近両用眼鏡の時より
近づけてみて下さい。

それで見えれば
問題ないです。

 

1 【 不具合の内容 】2 【 考えられる原因 】3 【 対策 】
(11)-1
新しい眼鏡を
かけ始めてとても良好。

 (1.0位見える。)

前の眼鏡をかけると
『ものすごく』
見づらくなった。

 (古い眼鏡で0.4)

目が悪くなったの?
(11)-2
古い眼鏡を作った当時、
1.0にして作ったが、

毎日徐々に眼が悪くなって
0.4に。

昔のメガネが見えていない
ことを実感できなかったが

新しい眼鏡で比較できる
ようになったため。
(11)-3
矯正視力が、検査日より
視力低下してなければ、

左記の理由でほぼ確定。

これ以外の原因の場合、
再度の視力検査を推奨。

心配な時は製作店で、
必ず視力チェックを。
(12)-1
初プリズム入り眼鏡を
調子よく使っている。

でも夜に眼鏡を外すと
暫く変な感じがする。

(数分で何事もなくなる。)
(12)-2
使っている時に快適なら、

プリズム量・度数的に
問題がない可能性が高い。

眼鏡を外すと、
プリズム矯正がなくなり、

両眼視が困難になって、
ダブり感や2重に見え、

変な感じがしやすくなる
可能性があります。
(12)-3
プリズム必要な方の場合、
矯正前で多い例では

裸眼の時は片目だけで見て
もう片眼の情報を抑制。

2重に認識しないように
している方が多いです。

これがプリズムにより、
両眼視ができ、快適に。

眼鏡なしになると、
また抑制するので、

その不快感の可能性が
高くなります。
(13)-1
新しい遠近にして快適。
→数日から1か月経過。

でも特定のものを見ると
なんだか見づらい。
(13)-2
「製作目的」で、かつ
「明視を確認して製作」

この条件なら、
使い方の問題。
(13)-4
たとえば着席で見えて
立ってみると見えない。

こんなケースが多く、
練習をすると使えます。
(14)-1(14)-2(14)-3

 

☆このページのQ&Aは、皆様からの聞き取り状況で、不定期に更新します。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

《注意書き》

◆本ページを見て、お電話でご質問・ご相談を頂く事がありますが、
 私(HP担当:鹿島)は殆ど電話をとりません。


⇒私かどうかもを確認されず、質問されるケースもとても多く、
 何より、ご来店・検査中のお客様に、ご迷惑をおかけしております。


 また、ご相談やご質問には、丁寧にお答えしたいので時間を要します。
 結論として、ご相談・ご質問には、店頭でのみお応えさせて頂きます。


 このため、お電話でのご質問・ご相談はご容赦頂下さい。お願い致します。


※ご来店・ご相談に関する事前のお問い合わせは、[ メッセージBOX ]を窓口にお受けしております。
⇒おおむね、48時間以内にご返信するように致しております。



◆『他店でお買上の眼鏡』の『ご相談やご質問』も頂いておりますが、
 ご購入店に直接お申し出頂く事がベターでベストです。


 『実際にお客様と購入店スタッフがどのようなやり取りをしたのか。』
 『どのような思いと工夫を持って、お客様の眼鏡をお作りしたのか。』


 『また実際の眼鏡を拝見したわけでもありません』ので、
 「正確で詳細な状況が不明」で、正確な回答ができないことが理由です。


◆上記理由から、もしお客様のお話をメールで伺っても、
 『お客様の感じられている不具合・ご不自由』を『解消する』為に、


 『お買上げ店にどのようにアプローチすれば良いか』のヒント程度の
 アドバイスしかできないのが現状です。


 『当該スタッフに、お客様のご不満をこんな表現で、お気持ちや問題点を
 伝えてみてはいかがですか?』といったアドバイスしかできません。


 そうなると、具体的な問題解決用のアドバイスには程遠く、
 お役に立てないので、「他店製作分のご相談」はお受け致しておりません。
 
 

◆ご質問のお客様の中には、お買上げ店(スタッフ)に対して、
  不信感を強くお持ちの方もいらっしゃるかと存じます。


 よりよい眼鏡を作ろうとすると、専門的な知識が必要なるのですが、
 専門知識がなくて当然のお客様に、あろうことか、


 悲しいことですが、眼鏡店(員)から高圧的な説明をされたという
 お客様の生のお声を伺うこともございます。そして、


 製作眼鏡店(員)に[自分の仕事が絶対で、それ以外は全て認めない]といった
 対応をもしされたら、お客様がお腹立ちもご尤もだと存じます。


 そういうご事情も想定させて頂いた上でも、
 あえて下記の通りアドバイスさせて頂きます。


 そうなるまでには、それなりの理由があるかと存じますが、それでは、
 建設的なお話は出来ず、何よりお客様にとってプラスの点がありません。


 お客様にメリットのない、該当の他店を非難するお手伝いは出来ませんし、
 その点で『物足りない』回答になる事もあるかもしれませんが、


 全ては、折角お作りになった眼鏡が、少しでも良い方向に使えるように、
 限られた情報の中で、『円満に問題解決されれば』という思いからです。


 また、購入後のアフターケアもそのお店でされるでしょうから、

 『お客様』と『販売店』が、良好な関係でいられるような
 前向きで抽象的な・ポジティブなアプローチをお勧めします。


☆予想外に他店購入のお客様からのご相談メールが多いので、
 長い文章ですが、挿入させて頂きました。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –



★上記のように、「失敗したなぁ」とお客様がお考えになることは様々。
 その中には記したように、説明や練習をすることで直せることも多いです。

 もちろん、作り方の問題で作り直しが必要なこともあります。

 でも、この2つのケースを回避するのに、一番簡単なのは、

 「自分が見えなくて、見たい物を明確にして」
 「テスト装用時に、再現して、確認して作る」ことです。


 当店ではテスト装用時に、階段の昇降をしていただいたり、
 自転車や自動車に乗って頂いて、ご確認頂くこともあります。


 うまくいかなかったお客様の多くは、
 ご自分では製作目的がハッキリしているおつもりでも、

 実際は、「そういえばこういうこともあった!」という
 見落としがあることもあります。


 ぜひ製作目的をはっきりとお持ちください。
 そうすることが「快適な遠近両用メガネ」に繋がります。(*’ω’*)。


◆次は、「 製作目的の明確化 」です。(クリックするとジャンプします。)



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