★【老眼だと思って来店。遠近両用メガネ希望でしたが、不要だった方の例】

(補足)お客様のご質問への回答編 (回答編の目次は、ココをクリック。)


(1)【 老眼と思っていたけれど… 】 – 実は違ってました  (^-^) –


◇「老眼になったので、『遠近両用眼鏡』を作りたい。」とご来店頂き、
  度数測定の結果、『老眼ではなかった』ということも、ままあります。

 このページでは、具体的にどのような事例があったのか、
 少し記したいと思います。(^-^)


① 単純に『お持ちの眼鏡の度』があってなかった。


 具体例では【強い近視だった】方の眼が、年数が経って近視が弱くなり
 『お持ちの眼鏡の度』が相対的に強くなり過ぎていた

 『新しく今の眼にあった』『度を(弱くした)適正な度数』に変えたら、
 まだ遠近両用眼鏡が必要な程、老眼が進んでいなかったという事例。



② 乱視の矯正度数が足りていなかった。変化していた。

(乱視とは?⇒ココをクリックすると説明あり。)

 乱視のお客様が希望する物を見る為には、適正な乱視度数のレンズが必要。

 度数測定時に、ご本人とって十分な見え方でも、
 希望する近くの物が見えているかは、また別になります。


 例えば『遠くは何となく相手の判別がつけばいい。』
 でも近くは『細かいことをするので、はっきり見たい』という場合、



 『お客様がどれだけ遠くや近くに、クリアな見え方を希望しているか』や
 『見えるようになるために必要な乱視の度数』は、

 個々のお客様により、『必要な乱視度数』に差があります。


⇒当店で測定したところ、多少の老眼傾向はあるものの、
 十分な調節力があり、ご提案度数とご持参のメガネ度数を比較して、
  
 近くをはっきりに見るには、
 単純に『乱視』が足りていなかった事もございました。


 近方視に影響の出ない範囲で、お客様が『満足な見え方』が可能になる
 『乱視度数』・『乱視軸』で製作すれば、

 このように遠近両用眼鏡は、『まだ不要』ということもあります。


※勿論、適正な近視/遠視度数では、遠近は不要という事もあります。


 私がお相手させて頂いて、適正度数の単焦点レンズでお作りして、
 数年はお作り替えにいらっしゃらなかった方が多く、

 その後に初めての累進レンズに移行されていくケースも多々あります。



③ 実は遠視だった方。


 裸眼で十分な視力がある場合でも、実は遠視という方。 結構いらっしゃいます。
 (遠視の説明はココでご覧下さい。)

 本来眼の中にある、[ 毛様体筋 ]を使って水晶体を膨らませるのは、
 近くを見る時だけに使えば良いのですが、

 遠視は、遠くに焦点を合わせた時に、網膜よりも後ろに焦点ができるため、
 遠くを見るために、毛様体を使い、水晶体を膨らませて、焦点を合わせます。


 そうすると、既に近くを見る時用の筋力を使っているので、
 近くを見る時には、もう余力がなくて、近くが見えません。


 こういう方は、遠くを見る時に毛様体筋を使わないように、
 遠くを見るための「遠視調整の眼鏡」を掛けることをお勧めしています。


 こうすると、遠くを見る時に、毛様体筋の調整力を使わずにすみ、
 近くを見る時だけに毛様体筋を使って、調整すると近くが見やすくなります。

 ごく初期の老眼の方の場合は、遠近両用眼鏡や老眼鏡が不要になります。


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※勿論、老眼がある程度進んでいると、やはり遠近両用メガネ等が必要になります。
 ただ、それでも全員が絶対にそうしないといけないわけではありません。


 例えば、眼鏡自体が初装(または殆ど初装に近い状態)の方で、
 遠視が「強度」であったり、「左右差」がある場合、

  
 正しい眼鏡のはずが、装用者(お客様)に重い負担を掛けることがあるので、
 当店では負担の少ない、遠く用単焦点(遠視矯正)眼鏡をお勧めすることがございます。


⇒根本的には、遠近両用メガネ等に移行していくための眼鏡です。

 この単焦点眼鏡でどれくらい過ごせるかは、
 慣れ具合と個別の視力状況・環境に左右されます。


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 遠視の方に単焦点をワンクッションを少し詳しく知りたい方は、ココをクリック。



④ 輻輳(ふくそう)・開散(かいさん)が上手く出来ていなかった。


 人間は、近くの物を見るときに『寄り目』なります。
 これを『輻輳』といいます。(←分かりやすくいうと。)


 逆に『輻輳』した眼を、遠方を見るために元の位置に戻す行為を、
 これを『開散』といいます。(←分かりやすくいうと。)


 この『輻輳』『開散』運動が、元々苦手の方もいらっしゃいます。^-^;


 片眼の近方度数測定では問題なくとも、両眼で不都合が認識されたり…。
 視力検査の中の『輻輳』『開散』の程度を調べる検査方法もあります。


 もし問題が分かった場合は、当店では、すぐに眼鏡を作るよりも、
 お客様かかりつけの眼科医へのご相談するを推奨することもございます


 眼科医から(視能訓練士による)ビジョン・トレーニングを指示され、
 訓練の結果、まだ暫く『遠近両用眼鏡』が不要となることもあります。


☆長時間の連続の近方作業は、ピントを合わせる『毛様体筋』が疲労し、
 上手く働かなくなって、近くを見るとボヤケルということがあります。


 『輻輳』/『開散』運動の問題がなく、長時間作業の影響が原因の場合、
 毛様体筋の負担を減らす『疲労軽減目的の累進レンズ』がオススメです。


【眼精疲労軽減目的レンズ】の簡単な概念図HOYAのレンズ説明サイト

上の図をクリックすると
メーカー説明ページが開きます。)

◇HOYAのHPに『疲労軽減目的レンズ/[ Remark ]-リマークTF』の
 説明サイトがございます。説明サイト画像をクリックしてご覧下さい。
   
(スペシャルサイト)
https://www.vc.hoya.co.jp/products/newconcept/remark_tf.html 


☆『老眼』っぽい感じがしても、
 今すぐに『老眼鏡』や『遠近両用眼鏡』が 不要なケースもあります。

 熟練の検査スタッフから測定後に、必ず説明を受けて下さい。(^^)

 

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