『遠近両用眼鏡レンズ』と『眼精疲労軽減型累進レンズ』の違い

(補足)お客様のご質問への回答編 (回答編の目次は、ココをクリック。)


(2)【『遠近両用レンズ』と『疲労軽減型累進レンズ』の違いは?】


◇最近お問い合わせでが多いのが、
 『遠近両用眼鏡レンズ』と『疲労軽減型累進レンズ』違いについて。

 何れも『見た目の境目なし』の『度数が徐々に変化していく』累進レンズ。


 先ずは、共通の要素である『累進レンズ』について補足説明を致します。



①【累進レンズ】の特徴

・ 【加入度数】が強くなると、歪みが増えて、【明視範囲】が狭くなる。
・ 【加入度数】が少ないほど、【横方向への明視範囲】は広がる傾向がある。
・ 『歪みを感じにくくする』には、
  『度数変化を緩やかにする』か『明視範囲を増やす』等が考えられます。


②【眼の使い方・クセ】

・ 【若い頃】は、顔を動かさなくても、物を横目で見ることがしやすい。
・ 【年を重ねていくと】運動機能が衰えてくると、
 「顔を向けてみる」より、横目を使い、物は見難くなる事が増える。


③上の2つのことを念頭に。【遠近】と【疲労軽減型】レンズの違いは?
 (HOYAの場合)

累進帯 : 14ミリ


ハイグレード設計・遠近両用眼鏡レンズ
Ruisin-lens-REMARK-300
眼精疲労軽減設計・累進レンズ
加入度数 : +0.75 ~ 3.50加入度数 : +0.53 or 0.88
累進帯 : 14 or 11ミリ
(サミット設計)

加入度数が幅広くなることを前提に、

明視出来る面積を増やして、
歪みの部分の面積を減らしている。
(バーティカル・アスフェリック設計)

加入度数が弱いことを前提に設計されていて、
非球面化による累進設計が特徴。

ある程度顔を動かさなくても、
視線の運動だけでも見えるようにしている。

【 リマークTF 説明サイト 】
https://www.vc.hoya.co.jp/products/
newconcept/remark_tf.html
☆同じ累進レンズでも設計が違うので、網膜に映る像は異なります。

 お客様によって、脳で像を映像化するに、どちらの方が違和感を感じないかは、
 人それぞれなので、どちらが設計として優秀かよりも、

 単純に実際どちらが使いやすいかで、考えたほうが良いかも知れません。



④【実際の見え方】について

☆当店は『設計の違い』体感して頂く為、テストレンズをご用意しております。

 例えば遠方度数を『同度数』、(本当は加入も同じ度数で試したいのですが)
 【サミット設計14ミリ】の【+0.75】加入と、
 【軽減型設計】の【+0.53】加入をテストレンズで比較。

 試して頂くと、理論上も【加入度】が少なく、『歪みが少ない』と感じて、
 歪みの少ない【軽減型】をお選び頂くことが多いです。
(加入度数が弱いので、当たり前なのですが…。)


 しかし理論と逆に②③で述べた【眼の使い方】と【脳の画像処理】の関係で、
 歪みにくいはずの【軽減型】より【プレミアム設計】を選ぶ場合もあります。

 歪みを脳で修正する際に、元となる『度数分布』が、
 『プレミアム設計』の方が楽だったというという可能性が高いです。


 単純にどちらかが慣れやすいか、見やすいかで選んで頂くのが一番です。

 該当する皆様も、お気に召された店舗にテストレンズがあれば、
 『遠近両用レンズ』と『疲労軽減型レンズ』をテスト装用して下さい。^-^

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加