★遠近両用眼鏡や中近両用メガネの見え方の変化 – はじめて掛けた時と慣れてきた時の見え方の変化

(補足)お客様のご質問への回答編 (回答編の目次は、ココをクリック。)


(12)【 遠近両用眼鏡に慣れると、見え方ってどう変化するの? 】



 「遠近両用メガネの見え方ってどういう感じなの?」
 「慣れてくると見え方が変わるの??」

 上記主旨のご質問を頂くので、実体験を例にお答えします。


 まず前提として、物を「見る」ということは、
 「網膜に映った像(光の反射)を脳で画像化する」ことです。


 「慣れる」とは、「脳で、スムーズに画像化すること」を意味します。


 知覚することで言えば、遠くを見た時に、
 「視野の中にある、遠く(または近く)の情報」を脳で多く画像化すると、
 「遠く(または近く)の物の見え方がよく見えるようになります。


 「バックネット裏から野球を見ていたけど、
  気づいたらバックネットが消えていて、選手だけが見えるようになった。」

 これは、野球を見るのに不要なバックネットの画像処理をしないことで、
 ネットがないという錯覚を起こる現象です。=人は見たい物だけを見る。


 「遠近・中近・近々両用メガネ」も、《 画像処理に慣れる ≫につれて、
 「新しく掛け始めた頃」と「慣れてきた頃」とでは、網膜像は同じでも、

 「見え方が効率的」になっていきます。


 「初期段階の遠近両用の見え方」、「慣れた時の見え方」の移り変わりを
  そういう意味で私の実体験を通して書いていきます。






 このように、「網膜に映った像」を単純に知覚した後、
 「得た情報のうち、都合の良い情報を多めに画像処理する」ことで

 「普通の見え方に近い」状態に感じさせるようになるのです。


 これが見え方に慣れていくということになります。

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 バックネット裏から選手を見ると、最初はバックネットも見えるのに、
 時間が経つと、バックネットがなくなり、選手だけが見えるようになる。
 これと同じ原理です。
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〔 補足 〕

  ちなみに、画像修正しやすい物や距離の好みに、個人差があります。

 「2mくらい先の部屋のTVはOK。でも1m先の温度計が見えない」とか、
 「40cmくらい先の新聞は見えるが、60cm先の設計図が見えない」とか。


 慣れやすい眼鏡にするには、好みにあった( or 不得意をカバーする)度数で、
 製作することが大変重要です。


①当店の場合でお話しすると、測定段階で、矯正度数と視力向上の相関関係を確認、
②事前コンサルティングで把握した、カバーが必要な範囲と突き合わせ。


③ご提案度数をご提示する際に、上記要素で選出した度数をテスト装用。
④テスト装用時のお客様のご感想・ご意見があれば再調整した度数で追加テスト装用。

 ※ ただの単純作業でテスト度数を決めているわけではありません。


 詳細を記載せず、大雑把にまとめると、上記4行になりますが、
 本当に、個人の好みや距離が異なり、それが慣れやすさと連携します。


 ぜひ、お客様の個性を尊重する、「目に馴染む」ような製作をするスタッフ・お店で、
 眼鏡を御作りになられることをお勧め致します。 (*´ω`)  

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