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使い易く 慣れ易い 遠近・中近・近々両用眼鏡 を作るために。

快適な遠近両用メガネを作る為の

初心者向けアドバイスHP

【 受取日に注意すること 】

眼鏡の製作目的が達成されているか確認



遠近両用メガネ作りで、何らかの失敗をされたと感じた方の中で、
受取日に特に何も気にせず受取り、家に帰ってから不具合に気付く。


そう言うお話も良く伺います。


『遠近両用メガネ』や『中近両用眼鏡』といった累進レンズを受け取る際、
以下の事項をチェックすると、その場で問題を発見できる為、


再来店の回数が減り、結果として快適な遠近両用を早く手にしやすくなります。
では当店での対応例を挙げてご説明します。



【まず、じっくり店内でメガネを掛けて下さい。】



遠近両用メガネを始めとする累進レンズは、前ページ記載のとおり、


『アイポイント』設定と『プレ・フィッティング』を
『フレームを決めた日』に、行います。


『アイポイント』を平易に言うと、メガネを掛けた時の『眼のある位置』。
これにより、見え具合に大きな影響が出ます。


⇒レンズの種類によっては、違う意味合いになる事もあります。


※アイポイントの位置は、『お客様の物を見る癖・状況や眼鏡をかける位置』、
 『メーカーやフレーム形状・レンズの種類』により様々。千差万別です。


プレフィッティングで、お客様の眼鏡が最適化された可能性もありますが、
まずは、店内でじっくりかけてみて下さい。


見え方や掛け具合などじっくりと体感することが最初に必要なことです。
特に時間を決めず、お客様が十分に体感されるのを、当店ではお待ちしております。



【『大雑把』でも良いので、見え方を評価しよう。】



十分に体感して頂いたときの『遠くの見え方・中間の見え方・近くの見え方』。
特に≪眼鏡を作る動機となった見えづらかった物≫を見た時に、


お客様の思う『おかしい所』がないか教えて下さい。
きちんと見えているか、確認して下さい。(^^)


特に、おかしい時は直感的でも、曖昧でも『思いつくまま』何でも結構ですから、
感じていることを伝えてください。


その状態を受け止めて、見え方の緩和、調整をするために、
担当スタッフが、本フィッティングを変える事で緩和します。



【 特に『歪み』を強く感じたら伝えて下さい 】



度数測定時から、なるべく歪みが少なくなるよう、
バランスを考えながら、当店では、製作度数をご提案します。


それでも累進レンズの設計上、歪みは残りますので、私達の仕事は、
フィッティングで気にならない、使用に耐えられる程度にすることです。


また度付レンズを入れて、重量バランスも変わった場合は、
お渡し日の最後の『本フィッティング』で掛ける位置を微調整します。


この時も、お客様にどんな歪みを感じるのか思いつくまま、仰って頂きます。
そして過去の経験から、どの距離の度数の歪みが原因かを特定します。


※この部分の修正が、技術面で力量の差として大きく出やすいです。
(可能な限り歪みを感じにくくするといった方が分かりやすいでしょうか?)



【歪みを緩和・希望物が見えるかをご確認を】



【 確認ポイント 例 】- 具体的な確認の仕方例 -


遠近両用眼鏡
プロドライバー・パイロット
〜遠くの信号標識・近くのカーナビ
中近両用メガネ
獣医師例:レントゲン・ポスター・新聞・手術具
近々両用メガネ
作家・翻訳家例:デスクトップパソコン・資料・洋書

製作時に希望したものを見えているか、必ず確認すること。
〜どれもわたくしが作製した経験から書いています。



【使い方の最終確認】←私の場合



◇フィッティング完了後、自信が持てるまで、店内で練習して下さい。


〜練習にお付き合いするのも、眼鏡店スタッフの重要な仕事です。
 色々と質問をしたりして十分に納得されてご使用下さい。


◇使い方によっては、再々フィッティングを行い、微調整します。^-^


※当店の場合、時間はお気になさらないで下さい。
 納得まで続けて頂いた方が、製作者として有難いです。 



【お買い上げ後のメンテナンス】



◇お手入れは、普通のメガネと同じで大丈夫です。(^^)/

◇単焦点レンズと異なり、累進レンズは複数の度数が分布。
 眼鏡が曲がると見え方が悪くなります。

  1. フレームが曲がって、左右で高さが変わると、片方が『遠く用度数』、
    もう片方が『近く用の度数』の位置にレンズがきてしまう。


  2. また鼻パットがずれてしまうと鼻眼鏡になってしまうため、
    レンズ下部の近く用度数が下がりすぎ、『近くが見づらく』なったりします。

    型崩れが起きたら、お買い上げの眼鏡店で直しましょう。
    (老眼が進んだと勘違いする方もいらっしゃいます。)


  3. 老眼は無限に進みませんし、度数的な交換も3年くらいと言われています。
    多少見づらくなっても当店で調整を行い、それからもう少し頑張られます。

    (2)のようなハッキリとしたズレのほか、長年使っていくうちに、
    眼鏡が少しずつズレるので、買い替え前に、フィッティングの再調整を。

    ※当店の場合は、4〜5年くらいでの買換えが多く見受けられます。
    【 長く,快適に使える眼鏡をお作り出来るのが、私たちの喜びです。(*^-^*) 】



☆眼鏡は、本来ある程度長い期間使うものですから、お客様にメリットのある、
 『ご納得のいく良いお店・良いスタッフ』の下での製作をお勧め致します。



【同時に『眼のメンテナンス』もお勧め】



当店では、40歳を超えられたら、年に1度の眼科検診をお勧めしています。
眼底検査もされると眼以外の思わぬ病気の予兆が発見できるかも知れません。


特にコンタクトレンズ使用者は、必ず定期検査を受けましょう!



コンタクトレンズの性能は、昔に比べると性能が向上をしていますが、
多くの皆さんが『無理な長時間装用』をして眼にダメージを与えています。


現在は、酸素透過値の高く、その意味でも眼に優しい『ハードレンズ』より、
違和感の少ない『ソフトレンズ』をほとんどの方が使用されています。


★長時間装用では、使い捨てを含む、ソフトレンズの方がより眼に負担がかかり、
 角膜内皮細胞数が減少しやすい傾向があります。
 ※ハードの方が性能は断然良いです。


角膜内皮細胞は、生まれてから再生する事がなく、減少するのみの細胞で、
一定数を割り込むと、病気にかかりやすくなったり、ある手術が出来なくなります


☆世界において最も多い失明の原因は白内障です。日本は先進国で手術も出来ますが、
内皮細胞数が少ないため、手術できず、徐々に失明されていく方がいらっしゃいます。


▼コンタクトレンズを甘く見ず、眼科定期健診は必ず受診しましょう。 (^−^)


☆以上、大変長くなりましたが、ご説明は終了です。
 最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。


 快適な遠近両用眼鏡をはじめとする累進メガネをお作りになられることを
 心からお祈り申し上げております。(=^-^=)

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