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使い易く 慣れ易い 遠近・中近・近々両用眼鏡 を作るために。

普通の街の眼鏡店からの 1つのアドバイス

(*´▽`*) 当店HP: http://sankyomegane.com/

(4)【おすすめの遠近両用レンズ・中近両用レンズ】

設計が違うと、見える範囲は変わるんじゃないの?


「『スタンダードレンズも性能を引き出せれば、十分性能が良い』と
書いているけど、設計によって違いがあるでしょ。オススメのレンズは?」とのご質問。


仰る通りでメーカーは、より高性能なレンズの開発に努めていますし、
私も高性能レンズを実際に掛けて、効用を自分なりに評価しています。


年を追うごとに、同一メーカー内での単純比較で言えば、
間違いなく進化して、高設計レンズほど、使い勝手も良くなっています。


★ただ性能の向上を実感できるかは、お客様の個々の感覚に左右され、
 適応能力が高い場合や弱度数の場合は、優劣を感じないこともあります


誤解のないよう記しますが、よほど酷い設計をするメーカーでなければ、
スタンダード品の性能も、昔よりは、良いものになっているはずです。


繰り返しますが、お客様が下位のテストレンズで体感した上で、
『上位レンズへのランクアップをするだけの価値があるか』を、

お客様に最終的なご判断を頂きます様、お願い申し上げます。(^^)


① 遠近両用 メガネレンズ 編


◆ レンズラインナップのご説明から…



  1. HOYAのレンズの【最高級レンズ】は、RSi-アール・エス・アイ-です。
    [ Trinity ]の後継、ハイエンドクラスの、カスタマイズ性の高いレンズです。

    RSi 説明サイト: https://www.vc.hoya.co.jp/products/progressive/rsi.html


    ⇒バリエーションが豊富で、かなり自由にカスタマイズできます。
     本当に、あまりに多いので、選ぶ方が大変迷います。(*´ω`*)

    ※カスタマイズ性が高い、両面複合設計の中のインディビジュアル系レンズは、他に
      [ Msi ][ Lsi ][ Jsi ]がありますが、[ Rsi ]だけは別格と考えていいと思います。

     というのも、[ Lsi ]は基本性能が[ LSV ]で、フレーム調整があまり効かないフレームを選んだ時に、[ LSV ]よりも見やすいレンズという位置づけ。
     [ LSV ]の上位レンズの[ MSV ]を[ Lsi ]を比較すると、[ MSV ]の方が性能が高い状態。

     つまり他のインディビュアル系レンズは、フレーム調整があまり利かない眼鏡で、優位性があるに過ぎない中、[ Rsi ]は今までの最上位設計のさらに上にあるからです。


  2. ★次に、調整ができるフレームを使って製作する場合に、非常に見やすいレンズは、
    [ MSV ]です。
    https://www.vc.hoya.co.jp/products/progressive/msv.html


    [ Trinity ]の普及版のような印象で、 ライフスタイルにより、主要設計を3タイプから選び、
    さらに累進帯が3種類選択可能です。(トリニティは2種類)


    [ iD ]の後継で値上げされたのですが、製作した自店お客様のご好評ぶりから、
    他のお客様にお使い頂きやすいように、当店価格は据え置き。価格も頑張っております。

    ⇒抽象的な表現になりますが、【ID】よりも間違いなく、さらに良いです。
     父も使っていますが、同じ遠くが見えるのも、スッキリ見える感じだそうです。


  3. Wellna(ウエルナ) シリーズです。( ^ω^ )
    (【 Wellna シリーズ 】のメーカー説明は、ここをクリックして下さい。)

    レンズ設計は、HOYAが特許を持つ≪両面複合設計≫を採用。

    【歪みの緩和】に優れていて、【回旋運動の上手く出来ない初心者】や
    【加入度数が強い方】にオススメです。

    ユレや歪みの少なくなるのは、遠方と近方にそれぞれ別々の設計を施すため。
    回旋運動が小さくなった分の補助は、光学的作用行ってくれます。


    Wellna シリーズ 】の構成
    ・Field → 遠近両用レンズ(汎用)
    ・City  → 遠近両用レンズ(中近重視型)
    ・Room → 中近両用レンズ

    フィールドが、HOYA[ FD ]・[ LSV ]の後継。
    シティーが、[ JAZ ]の後継レンズになります。

    ※【 HOYALUX FD 】は、【両面複合累進設計(BOOM設計)】の開祖【ID】の普及版。
    宣伝があまりないのに、ネットでユーザーに口コミされた人気のレンズです。

    なお、フィールドには、さらに選べる2つの設計があります。
    ・ハーモニー:遠から近までのバランス重視。歪みの少ないFDの設計。
    ・クラリティ:遠用(遠くの見え方)を重視する方に向いている設計。

    「高加入度になっても広い視野がほしい。」、「目の運動能力が弱っている。」そういう方からという方から、一般ユーザーまでご愛用頂いております。


  4. 〈両面複合設計・ウエルナ・シリーズ〉の次に、見やすいレンズが、
    HOYALUX Synchro 】 - ホヤラックス・シンクロ -です。

    「両面複合設計に近い見え方を希望」、「両面非球面設計よりよく見たい」、「乱視などの強い方」、「片面累進よりも明視範囲を広げたいお客様には、お薦めです。

    【 両面シンクロ設計 】の説明 : https://www.vc.hoya.co.jp/products/progressive/synchro.html


    従来の両面非球面設計レンズとの大きな違いは、JAZのような中近重視の遠近選択可能や、
    両面複合レンズでしか限られていたエルゴノミック・インセット設計が可能なことです。

    Synchro シリーズ 】の構成
    ・Field → 遠近両用レンズ(汎用)
    ・City  → 遠近両用レンズ(中近重視型)
    ・Room → 中近両用レンズ


    ※エルゴノミック・インセット設計:
    HOYAの特許設計、両面複合設計で標準装備の設計で、お客様ごとに異なる、度数別・PD別のインセットの最適化。スムーズな見え方とより広い視野を計算して作れることです。


    ※新発売レンズは、元々テストレンズが存在しないので、厳密な直接の体験比較ができないため、サミットプレミアム系とJAZ、LSVのテストレンズを体験していただき、その中間くらいの位置づけで判断して頂きます。


  5. 最後に、〈シンクロ・シリーズ〉の次がサミット・プレミアム

    従来の外面累進設計【サミット・プロ】(廃盤・生産終了)との違いは、
    〈両面複合設計〉で培ったノウハウを導入することで、遠近ともに視野を広げたこと。

    よく聞かれるのが、古い設計がベースになっている非球面設計の遠近両用レンズと、
    新型の外面累進設計レンズのどちらが見やすいかということ。

    感覚・好みに個人差があるので、全員にあてはまることはありませんが、
    私が作ってかけ比べたところ、新型外面累進設計のほうが、特に遠方がすっきりでした。

    …通常の外面累進設計より歪みを減らし、遠近ともに明視範囲が広くなっています。
    (他の片面累進と比べて11ミリTypeでは近くが見やすく感じました。)



これらの設計をもとに、HOYA製レンズの場合の、私のお勧めの遠近両用レンズを下に記します。

【 お勧めの遠近両用レンズ 】(2017.10.15時点)


年齢と共に『眼の回旋運動が減少している』遠近上級者から、回旋運動に不慣れ、上手く出来ない初心者まで、幅広く使いやすい、〈両面複合設計〉のレンズが、私的に一番お勧めです。


そういう意味でご予算があえば、【 Wellnaウエルナ・シリーズ 】です。( ^ω^ )
(勿論更なるスッキリする見え方をお望みですと、〈 MSV 〉がお勧め。(^^) )


※当店での[ Wellna Field ]の価格は、屈折率1.60:¥41,640(2枚1組税込)で販売中。
~定価からの割引をよく聞かれますが、オープン価格化により定価が存在しません。

それでもよく聞かれるので、オープン化前に配られた、昔の価格表でお話しすると、
FDが「73,440円」になるので、それを当てはめると約43.3%オフ位の感じです。


※なお、デスクワークなど多めの方にとてもご愛用頂いている、JAZの後継レンズとして
 [ Wellna City ]屈折率1.60も、¥41,640(2枚1組税込)で販売中です。


☆LSVもJAZには特徴があって、その特徴にあわせた、
 当店独自の度数・レイアウト設定で、ご好評頂いておりました。(^_-)-☆

改良後継型[ Wellna シリーズ ]で、さらに使いやすく、慣れやすい眼鏡製作に努力して参ります。


★両面複合設計の遠近両用レンズは、時期毎に特別セール実施していることがあります。
 レンズを限定・指定して、さらにお求めやすくなっていることもございます。
 詳しくは当店HP(http://www.sankyomegane.com/)の催しをご覧下さい。


次に両面複合までは躊躇するけど、何年かに1度の眼鏡作りだし、良いものをとお考えなら、
従来の両面非球面設計よりも見やすい【 両面シンクロ・シリーズ 】が2番目にお勧めです。^-^


② 中近両用 メガネレンズ 編


◆ レンズラインナップのご説明から。




HOYAレンズの場合、以下のような設計でランク付けすることができます。

(1)両面複合設計(HOYAの特許設計:RSiのみ・ハイエンド。基本エクセレント)

(2)両面シンクロ設計(HOYAの独自設計・ハイグレード)

(3)現行の両面非球面(※現行モデルの基本設計ベース。具体的には、HOYALUX タクトTF。)

(4)現行設計の片面累進設計

(5)旧型累進設計 (旧型外面設計 と 旧型ベースの両面非球面などあり)


※ちなみに、2017年中で、(3)の両面非球面設計レンズに相当するTACTのTFが生産終了。
 (1)に該当するFDクリアーク(両面複合設計)もリニューアルにより生産終了となります。

 そして中近両用においても、従来の両面非球面設計よりも見やすい、
 ≪両面シンクロ設計≫で従来品より高性能の中近両用レンズが発売されます。

 

【 お勧めの中近両用レンズ 】(2017.10.15時点)


『眼の回旋運動が少しずつ減少している』遠近上級者から、回旋運動に不慣れ、上手く出来ない初心者まで、やはり使いやすいのは、〈両面複合設計〉です。(^^)/

2017年までの、個人的なおすすめは、【IDクリアーク】の普及版、【FDクリアーク】でした。
 (https://www.vc.hoya.co.jp/products/room/fd_cliarc.html

【高屈折素材】でも製作可能で、回旋運動の苦手なお客様にも見やすいし、
【上下幅の少ないフレーム】にも対応可能なのが特徴です。

上位レンズ〔旧IDクリアーク〕と、ほぼ同じ設計で、コストパフォーマンスにも優れていました。
⇒累進帯の短いタイプも選択可能で、上下幅がある程度狭いフレームでも対応可能。


今後は、改良後継版の Wellna Room -ウエルナ・ルーム- をお勧めに。

※テストレンズもないのですが、遠近の【ID】と【FD】の時のように、
 普及版で見え方が似通っていて、IDクリアークのテストレンズで疑似体験可能。

お買い上げ頂いたお客様のご満足も高いレンズですが、 (^-^)
もうワンランク上の見え方をお考えなら【 MSVクリアーク 】が良いですよ!( *´艸`)

次にお勧めは、シンクロ設計の中近両用レンズです。

製品名【シンクロ・ルーム】:https://www.vc.hoya.co.jp/products/progressive/synchro.html#room

シンクロになると、TACTではできなかった、累進帯20ミリタイプや1.67素材品でも製作可能に。TACTシリーズと違い、いろいろな選択の幅が広がっています。

※シンクロの中近両用レンズも、メーカーがテストレンズを作っていないため、他のレンズとの比較で疑似体験して頂きます。

ただし、現在の時点では、両面複合設計をお勧めしやすい価格で頑張っているので、FDクリアークを購入されるため、当店では特に強くお勧めしていません。


③ 番外編-累進レンズではないのですが…


『使いやすく・慣れやすい事』が物を見る為の道具である眼鏡に必要です。
最近のレンズは皆、改良を重ねられて、歪みの緩和が進められてきました。


しかし、それでも個人差があり、万人に対して慣れやすいとはいえません。
ご本人の適応能力が高くても、以下の環境要因で慣れにくいことがあります。


その場合はお客様のご希望の累進レンズと別のタイプをオススメします。


「 慣れにくくする要因の例 」

・『ご使用中の眼鏡』と『測定結果のベストの眼鏡』の差が開きすぎている。

・『度数の左右さ』と『今までの眼鏡』との関係が良くない。

・『弱度加入度数のお客様』で『遠近両用の加入度数製作範囲』だと強すぎ等。


たくさん例は挙げられますが、『弱度の加入度数の場合は、
眼精疲労軽減目的の『リマーク』
等も選択肢としてオススメ。


④ 補足説明-レンズの性能をフルに活かす為に-


各種累進レンズは、昔に比べかなり進化して、性能が向上しています。
それにもかかわらず、ご不満をお持ちになる原因に以下のようなことがあります。

・ 測定した後の調整度数が不十分。
・ 製作度数がバッチリなのに、レイアウトが残念。
・ お客様の使い方にあったフィッティングが出来ていない。など、

・製作時にある問題が発生しており、レンズの性能が活かされず、
 足を引っ張っている分を性能でリカバー。ようやくの遠近両用とあまり変わらない状態。

という事態もお見受けしています。


『作り手がお客様にどれだけ寄り添った製作ができるか』で、累進メガネの出来上がりは、大きく左右されます。


専門教育を受けた、もしくは独学で知識や経験を深めた眼鏡製作者による、
初期の【アイポイント設定】や【フィッティング】は大変重要です。


お近くで制作するときは、しっかりとポイントを抑えた眼鏡店(スタッフ)でお作り下さい。
(以前はこんなことを書かくずともよかったのですが、熟練者の製作品が減っているようにとても感じています。


《製品の性能差や効果を感じるか否か≫には、個人差があります。
(性能の高いレンズを掛けても変わらないと感じる人もいます。)


 『レンズの性能・効果』とそれに『見合う価格のレンズ』かを、
 『最終的なご判断』をお客様に頂く事が一番大切なのです。


 ぜひ、ご購入前に『テストレンズ』で装用比較して、じっくりご検討下さい。


……お客様のご質問への回答編 (回答編の目次に戻るには、ココをクリック。)

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