快適な遠近両用メガネを作る為の
初心者向けアドバイスHP
年齢と共に『眼の回旋運動が減少している』遠近上級者から、
回旋運動に不慣れ、上手く出来ない初心者まで、
幅広く使いやすい、〈両面複合設計〉のレンズが、私的には一番のおすすめ。
歪みや揺れの感覚が少なくて、慣れやすかったのと、
運転時の見え方が、両面非球面設計累進よりも、すごく見やすく感じます。
ずばり、ご予算があえば、【 Wellnaウエルナ・シリーズ 】です。( ^ω^ )
(勿論更なるスッキリする見え方をお望みですと、〈 のぞみ 〉がお勧め。(^^) )
※[ Wellna Field ]の定価を聞かれますが、オープン価格化で定価が存在しません。
今もメーカーが価格表を配布しますが、オープン価格表の一例としてです。
なお、昔の定価表を見ると、FDが「73,440円」(消費税8%計算)になります。。
※なお、デスクワークなど多めの方にご愛用頂いている、JAZの後継レンズとして
[ Wellna City ]屈折率1.60も、[ Field ]と同価格です。
☆LSVもJAZには特徴があって、その特徴にあわせた、
当店独自の度数・レイアウト設定で、ご好評頂いておりました。(^_-)-☆
改良後継型[ Wellna シリーズ ]でも、当店ならではの独自の経験と技術で、
さらに使いやすく、慣れやすい眼鏡製作に努力して参ります。
★両面複合設計遠近両用レンズは、特別セール実施していることがあります。
レンズを限定・指定して、さらにお求めやすくなっていることもございます。
詳しくは当店HP(http://www.sankyomegane.com/)の催しをご覧下さい。
次のオススメは、性能順になりますが、価格的に両面複合までは躊躇するけど、
何年かに1度の眼鏡作りだし、できるだけ良いものをとお考えなら、
従来の両面非球面設計よりも見やすく、
両面複合設計に近い面をもつ【 両面シンクロ設計シリーズ 】がお勧めです。^-^
HOYAレンズは上記のように、遠近両用メガネと同様に設計でランク付けしています。
(1)両面複合設計(特許設計:インディビジュアルBOOM・BOOMシリーズ)
(2)両面シンクロ設計(HOYAの独自設計・ハイグレード品)
(3)新型設計の両面非球面・外または内面累進設計
(※現行モデル基本設計がベース品。スタンダードクラス品)
(4)旧型累進設計 (旧型外面 や 旧型両面非球面品。ファスト品)
※(1)のインディビジュアルBOOM設計の、[ MSi クリアーク]は、後継レンズ、
[ 雅(みやび)ROOM ]がロールアウト後、販売終了予定です。
※Wellna Roomのカスタマイズ版、[ 望(のぞみ)ROOM ]が発売しました。
※単純性能は、Wellna<望(のぞみ)<雅(みやび)の順です。
『眼の回旋運動が少しずつ減少している』遠近上級者から、回旋運動に不慣れ、上手く出来ない初心者まで、やはり使いやすいのは、〈両面複合設計〉です。(^^)/
過去のおすすめは、【IDクリアーク】の普及版、【FDクリアーク】でした。
(https://www.vc.hoya.co.jp/products/room/fd_cliarc.html)
【高屈折素材】でも製作可能で、回旋運動の苦手なお客様にも見やすいし、
【上下幅の少ないフレーム】にも対応可能なのが特徴で、
上位の〔 IDクリアーク〕と、ほぼ同設計で、コストパフォーマンスに優れ、
短い累進帯も選択可能、上下幅がある程度狭いフレームでも対応できました。
その改良後継版の【 Wellna Room -ウエルナ・ルーム- 】おすすめです。
※累進帯の長さが、20ミリと23.5ミリの2種類をご用意しております。
デスク回りの見え方ややや遠方の距離の見え方の違いを、お確かめ下さい。
☆Wellna Room はとても良いレンズですが、ワンランク上の見え方希望者は、
【 MSVクリアーク 】がおすすめです!( *´艸`)
2番目にお勧めは、シンクロ設計の中近両用レンズです。
製品名【シンクロ・ルーム】:https://www.vc.hoya.co.jp/products/progressive/synchro.html#room
シンクロ設計は、TACTのTFではできなかった、
累進帯20ミリタイプや1.67素材品も製作可能なり、選択の幅が広がりました。
※シンクロの中近両用レンズは、メーカーがテストレンズを作っていません。
スタンダード中近設計と両面複合設計のテストレンズを体験して頂き、
スタンダード設計で十分か、両面複合に近いほうが望ましいかご判断下さい。
執筆時現在ですが、当店では、個人的に両面複合の方がおすすめなので、
Wellna Roomの1.60素材品に限りますが、特別価格、36,570円(税込)にして、
シンクロRoomの31,250円と、価格差を約5,000円に抑えております。
それくらいオススメできるレンズです。
ぜひお近くの、遠近両用メガネなどの製作力の高い、専門店でご検討下さい。(*'ω'*)
『使いやすく・慣れやすい事』が物を見る為の道具である眼鏡に必要です。
最近のレンズは皆、改良を重ねられて、歪みの緩和が進められてきました。
しかし、それでも個人差があり、万人に対して慣れやすいとはいえません。
ご本人の適応能力が高くても、以下の環境要因で慣れにくいことがあります。
その場合はお客様のご希望の累進レンズと別のタイプをオススメします。
「 慣れにくくする要因の例 」
・『ご使用中の眼鏡』と『測定結果のベストの眼鏡』の差が開きすぎている。
・『度数の左右さ』と『今までの眼鏡』との関係が良くない。
・『弱度加入度数のお客様』で『遠近両用の加入度数製作範囲』だと強すぎ等。
たくさん例は挙げられますが、『疲れ目系』『弱度の加入度数』の場合は、
眼精疲労軽減目的の『アシスト系レンズ』等も選択肢としてオススメです。
各種累進レンズは、昔に比べかなり進化して、性能が向上しています。
それにもかかわらず、ご不満をお持ちになる原因に以下のようなことがあります。
・ 測定した後の調整度数が不十分。
・ 製作度数がバッチリなのに、レイアウトが残念。
・ お客様の使い方にあったフィッティングが出来ていない。など、
・製作時にある問題が発生しており、レンズの性能が活かされず、
足を引っ張っている分を性能でリカバー。
ようやくの遠近両用とあまり変わらない状態という眼鏡。
という事態もお見受けしています。
『作り手がお客様にどれだけ寄り添った製作ができるか』で、
累進メガネの出来上がりは、大きく左右されます。
専門教育を受けた、もしくは独学で知識や経験を深めた眼鏡製作者による、
初期の【アイポイント設定】や【フィッティング】は大変重要です。
制作するときは、しっかりとポイントを抑えた眼鏡店(スタッフ)でお作り下さい。
※時が経つにつれて、熟練者の製作品が減っているようにとても感じています。
《製品の性能差や効果を感じるか否か≫には、個人差があります。
(性能の高いレンズを掛けても変わらないと感じる人もいます。)
『レンズの性能・効果』とそれに『見合う価格のレンズ』かを、
『最終的なご判断』をお客様に頂く事が一番大切なのです。
ぜひ、ご購入前に『テストレンズ』で装用比較して、じっくりご検討下さい。
……お客様のご質問への回答編 (回答編の目次に戻るには、ココをクリック。)